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頭の中で作り上げてしまった嘘の情報に翻弄される。~カルミナブラーナ

 投稿者:オイレンシュピーゲル  投稿日:2019年 5月 2日(木)14時21分25秒
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  本題の前に。

櫻井陽子様、ハーディガーディ、素敵ですね。田舎にいると演奏どころか楽器自体見た事もありません。誰かの美術展で、ハーディガーディを弾く老人の絵があったのを思い出します。少し前だと、紙に穴の開いた楽譜を読ませる手回しオルガン(なんというのでしょう)がパリの道の音のように感じていましたが、その前はハーディガーディがパリの道の音だったかもしれませんね。
ハーディガーディの大道芸人が、日本にも出てくると面白いのに、と思います。
どうか、楽しく演奏を続けていかれますことを。

さて本題。長文になりますが、失礼を。


【あの曲はどこだ?】4月30日 22時

「あのアルバムに入っているから、いつでも聞ける」と思っていた曲がある。

一つは、少女と中年の女性が歌っているのではないかと思っていて、実はボーイソプラノとカウンターテナーのアカペラデュエットの曲。1分と少しくらい。

もう一つは、金管楽器の演奏の合いの手のように金属をジャギーンと打ち鳴らす曲。これも1~2分くらいか。

どちらも「ゴシック期の音楽」(デイビッド・マンロウ)というCDアルバムに入っていると思い込んでいたのだ。

聞きたくなってすべて早送りで聞いてみたのだが、・・・ない。

記憶が、どこかで、「単なるゆがんだ思い込み」になっていたのだ。

さあて、どうしたものか。趣味にきちんと向き合うことが何十年もできなかったのだ。CDだとどのあたりのアルバムか、記憶はレコードだけかも知れない。あのへんにレコードの箱があるのではないか、それを発掘するには掘り返す上のものを置く場所を作らねばならないが、何がどうしたか膝がやたらと痛くて、普通の歩きすら難しくなっている。


断捨離などはるかに遠い、ため込み体質なのであった。


【ひとつ、見つかった。】5月1日 18時

> 一つは、少女と中年の女性が歌っているのではないかと思っていて、実はボーイソプラノとカウンターテナーのアカペラデュエットの曲。1分と少しくらい。

これをやっと発見。

テルデックというレーベル、ダス・アルテ・ヴェルク リファレンス2500。(輸入はキング、2500円、背に張ってあるラベルに日本語。日本語の解説・対訳ブックレット入り。輸入盤に無理やりつけたものだろう、ケースにはどうしても入らない。)
トーマス・ビンクレー解説及び編曲 ルネサンス合奏団 ミュンヘン・マリア児童合唱団

「カルミナ・ブラーナ」Vol.1 の11トラック目。「Fulget dies celebris,C.B.No.153」(祝いの日は輝く)~その前の「凍てつく時は去り」の符合曲。(意味がよくわからん。)

記憶の戻らぬまま、あまり自信なく聞き進めていて、これに当たった。どこで記憶の混乱がおこったものか。

発見した、そのあたりにはカルミナブラーナが何種類かあったので、いくつか聞いてみた。
●ビンクレーのものが3枚組で見つかった。ただしこちらは英語の解説のみ。手が出ない。
●ピケットのものは4枚組・日本語対訳付き。「凍てつく時は去り」はあるが、「祝いの日は輝く」はない。
●クレマンシックコンソートのは3枚組、仏英独の解説。伴奏が派手目、地声で歌うところも多く、生き生きしてる点で楽しいアルバムかもしれない。
●アンサンブルオルガヌムは2枚組。教会音楽のような反響音。ゆったりとした独唱が多い。こぶしをきかせた中近東風の歌い方。

「ボイレンの歌集」という意味で、見つかったのは詩だけだったのだろうか、楽譜も一緒だったのだろうか。楽譜は後の研究で当てはまるものを当てていったのだろうか。12・13世紀の楽譜で、単旋律しかないので、歌い方も伴奏もテンポも、演奏家の好き勝手やり放題。そのころはまだイスラム圏が文化の中心だったろうか、イスラム風のアレンジもよく聴くものではあるのだが。

アマゾンで調べても、「カルミナブラーナ」で出てくるのはオルフ作曲ばかりで、オリジナルは二つしか出てこない。人気のないものはすぐ廃盤になる。まあ、買っておいてよかったといえる。こういうことがあるからCDが増え続けてしまうんだけど。(今買わないと、なくなってしまう!)


【もうひとつも見つかった。】5月1日 22時

>もう一つは、金管楽器の演奏の合いの手のように金属をジャギーンと打ち鳴らす曲。これも1~2分くらいか。

これは、ルネ・クレマンシックの「カルミナブラーナ」(3枚組・日本語解説なし)に入っていた。
1枚目の5番目。Vite perdite Ⅱ(CB31)


どちらもカルミナブラーナだとは・・・。ボイレン(ボイエルン)の『歌集』だろうに、なぜ器楽曲が?

こんなに早く見つかるとは思っていなかった。レコード(今だとアナログディスクというのだろうか?)を探さねばならないかと思っていたが、CDで見つかった。きっと、何枚組かの一つという記憶から、「ゴシック期の音楽」という間違った記憶が形作られたものだろう。どちらもマンロウではなかった。惹かれるものはマンロウ、という思い込みがあったのかもしれない。好きなものが「ある」「持っている」という安心感だけで、あとは膨れ上がり数を増す一方のコレクションの整理に気が回らなかったのだろう。

この3枚組の日本語版はないものだろうか。

カルミナブラーナ、奥深し。
 
 
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