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『喋る馬』で大成功した興行師のもとには連日、様々な芸人たちが売り込みに来た。
殆どが使い物にならない素人芸だったが、ある日、みすぼらしい貧相な男が大きな袋を担いでやってきた。『まあ、見てください』と袋の中から取り出したのが、身長40センチほどの人形…。
また下手な腹話術か…とウンザリしながらも、よく見ると、それは人形ではなく、生きている、動いている。40センチの小人。
『こりゃ、おもしろいねえ…』と興行師が興味を持つと、男は小人を腕に抱えながら、黙って部屋の隅にあったピアノの椅子の上に立たせた。
すると、40センチの小人は突然、激しく手足を動かしてショパンのピアノ曲を演奏し始めた。しかも、その演奏たるや天才的な腕前。
『いや〜、これは驚いた! キミ、これは世界中で大評判になるよ。この子を私に引き取らせてくれ。キミが父親なのかね?』
『いや、あっしはただ…』
『じゃあ、この小人をどこで見つけてきたのかね? お礼はたっぷりするから、教えてくれよ』
『実は…昨日、ブローニュの森を歩いていましたら、
小さなスズメが野良猫に襲われていましたので、
あっしが危ないところを助けてやったのです。
すると、ずいぶん年をとったババアが出て来まして、
「あたいは妖精じゃが、お前はよいことをしたので、
なんでも望みをひとつ叶えてやろう」と言うのです』
『ふんふん、それでどうした?』
『あっしは…
すぐに「40センチのPENISが欲しい!」と言ったのですが、
ババアの妖精が聞き間違えやがって…』
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